2007年02月27日

大長編ドラえもん最悪の敵『天上人』特集

さて皆様、大長編ドラえもんをご覧になったことはありますか?

大長編ドラえもんは普段のドラえもんと違い、冒険活劇です。

ドラえもんと戦うことになる敵も、多種多様の存在がいました。
例えば、後付でドラえもんとメチャクチャ因縁があることにされた『のび太の恐竜』のドルマンスタインとか。
例えば、原作だと格好よく決闘で負けるのに、映画だと無様に負ける『宇宙開拓史』のギラーミンとか。

まぁ、他にも色々います。
後半になるに従ってだんだんショボくなっている傾向がありますが…

さて。そんな大長編ドラえもんに出てくる敵の中で、
最悪の敵は誰でしょう。

圧倒的破壊力で追い詰めた『魔界大冒険』のデマオン?
無限の物量作戦で追い詰めた『鉄人兵団』の鉄人兵団?
知恵と戦略で追い詰めた『宇宙小戦争』のドラコルル?

いえ、彼らは『最強』ではありますが、『最悪』ではありません。

最悪と言うのはこう…心の底から滅びてしまえ、と思ってしまう連中のことです。
そのことを頭に入れて大長編を読み返す、あるいは見直してみましょう。

…私は、大長編ドラえもん『最悪』の敵に『雲の王国』の天上人を推します。
連中こそ、大長編ドラえもんにおける、最低最悪の敵なのですから…。

(2014年4月:差別的発言と感じられる箇所を削除しました
本筋にはあまり関係ないので、このままお読みください)

理由を書く前に、
大長編ドラえもん『雲の王国』のあらすじを紹介します。

雲の上には本当に天国があると信じてそれを馬鹿にされたのび太に、ドラえもんは雲の上に自分の理想の王国を作ろうと提案する。紆余曲折あったものの、仲間たちの協力を得て雲の王国はついに完成。しかし、王国で遊んでいる途中偶然に、本当に天上人の住む雲の上の世界があることを発見する。自然に恵まれ絶滅動物も生息するその雲は、絶滅動物の保護地区だった。そこの監察員パルパルにつれられ、施設に移動する5人。友好的に見えたパルパルだが、天上界では「動植物と地上人をあらかじめ天上界に避難させ、大洪水で地上文明を洗い流して破壊する」恐ろしい方策『ノア計画』が実行されようとしていた。

(wikipediaより)

えー。このあらすじからもわかるとおり、雲の王国の敵は天上人なのです。
最後のほうで地上人の密猟者が出てきて何やらやらかしますが
そんなのは話をまとめあげるための『オチ担当』であり
真の敵は天上人なのです。


では彼らの外道ぶりを紹介していきましょう。

作中で『ノア計画』は「地球がボロボロに破壊されるから」仕方なく発動する
と言われています。
ですが、よく読めばその論理のムチャクチャさに気がつくでしょう。
「地上人が環境破壊をしているから、原因となる文明を一掃する」
じゃあなぜ、優れた文明を持つ天上人が地上人にその技術を教えないのでしょうか?
天上人は太陽光を使ったマイクロ波発電を実用化しています。
地上人だって、多くの人は『他に燃やすものがないから石油や石炭を燃やしている』
わけであり、理論上無尽蔵にあるといわれている太陽光を使った
マイクロ波発電が使えるなら、とっくの昔にソッチを採用しているはずです。
「地上人にマイクロ波発電のことを教えても無視された」
なら、まだ発動の大義名分になりますが…
そうでない以上、彼らのノア計画は前提からしてメチャクチャなのです。
警告もせずにいきなり殺しにかかるという点で、かなり性格が捻じ曲がっている事がお分かりでしょうか?
まるでTRPGで「部屋を調べるといったけど、部屋の中にある机の引き出しの中を調べるとは言わなかったから」
という理由で情報を出さずミッション失敗にするGMのようです。
地球環境保護は皆の連携が必要だということくらい、天上人も理解しているでしょう。
ならまず、その努力をすべきなのです。努力して話し合って
「我々はこういう技術を開発した。これを使ってくれないか」とも言わず
一方的に文明を滅ぼしにかかる点から見て、天上人の精神は余裕がないか、
もしくはトコトン性悪なのか、どっちかでしょう。

次に、天上議会でのノア計画の発動に対する裁判が一方的で
まるで人民裁判です。
地上人の弁護に値する発言は全て却下され、
天上人がノア計画を発動するのに都合のいい発言だけ了承されます。
恐らく天上人もジェノサイドに対しては若干のためらいがあったのでしょう。
そのため、人民裁判でも何でもやって「これは正義のためなんだ」と理由をつける必要があったのでしょう。
この時点で彼らの大義名分が後付けだという事が判明するわけです。

ではなぜ天上人は、地上人と話し合ったり技術提供をしようともせず、
いきなりノア計画で地上文明を滅ぼすことにしたのでしょうか?
これは彼らの建国神話を見ると理由がわかります。

天上人の建国神話によると、「天上人の祖先である白い王の国民は
侵略にやってきた異民族である黒死王、赤いサソリ、青竜王に祖国を追われ、
もはやどうしようもないというとき、雲の上を歩けることがわかったので
雲の上に移住した」
というあらすじになっています。
つまり、地上人はこのとき祖国を追い払った『黒死王、赤いサソリ、青竜王』の子孫なわけです。
この連中にマイクロ波発電などを教えたら、きっと自分たちの天上連邦を脅かすと考えたのでしょう。

なにせ、ドラえもんの世界の地上文明は21世紀には火星辺りまで勢力圏を伸ばしていますし、
22世紀には銀河の果てまで進出している人たちです。
こんな連中に20世紀の段階で(ドラ世界の)21世紀クラスの技術を与えた日には、
当初の設定のようにドラえもんが21世紀から来たことになりかねません。
(連載当初は、ドラえもんは21世紀から来た設定でした)


つまり、ノア計画の真の目的は
「いずれ自分たちを脅かす地上文明を、脅威になる前に滅ぼす」
であり、そんな身勝手な理由を覆い隠すために、環境保護のためという
大義名分をつけたのだという見方も可能なのです。

ね? 天上人って大長編において『最悪』の敵でしょう。
自らのエゴを奇麗事に包んでジェノサイドを行うのですから。


このときドラえもんは「力には力だ」と
天上世界を崩壊させることが可能な『雲もどしガス』をちらつかせ
交渉を行おうとしています。

これはMAD(相互確証破壊)を髣髴とさせるといいますが
実際、この手段しか天上人には有効ではなかったでしょう。
案の定、天上人は脅え出します。
「話し合おうと思っても、天上人とつりあうだけ
こっちも強くしないと、相手にされないだろ」
とはドラえもんの弁ですが、多分最後のほうでノア計画を中止したのも、
ドラえもんの行動に心うたれたからではなく
「まだ雲もどしガスを持っているかもしれない」
からだと思います。

ところで、ポッと出の悪役である密猟者達は
偶然ですが天上人に大ダメージを与えています。
彼らが雲もどしガスで消滅させたのは『エネルギー州』
天上連邦の電力を一手に引き受けているところでした。

地上文明を洗い流すノア計画なんてものに費やすエネルギーは
尋常じゃないでしょう。
作中、エネルギー州が崩壊した後も天上人が普通に行動していたところを見ると、
他の地域にも予備電源はあるようですが
やはり、ノア計画を行うにはエネルギーが足りなかったのだと推測できます。

仮に他の州が落とされていたら、恐らくノア計画の即時発動だったことを考えると、
密猟者達はやはり思慮が浅かったと思いますけど。

一般的な評価としては
天上人は「弱い奴には高圧的、強い奴には媚びへつらう」
連中であるといわれています。
上の例から見てもわかるとおり、彼らが偉そうだったのは
「地上人が自分たちに逆らう手段がない」と思っていたからで
雲もどしガスを見た瞬間、天上人は怯え出し、ついには
ノア計画の中止と、他の惑星への移住を決意します。

醜いエゴを、奇麗事で飾って正当化し、
自分だけは清らかなつもりでいる。
弱い奴は徹底的に見下し、強い奴には手も足も出ない。
反省もヘッタクレもなく、最後に罰も受けない。
最悪の連中。

それが、天上人なのです。
この記事へのコメント
ごめん。つまらん
Posted by . at 2010年02月21日 18:53
こんな古い記事に目を通すとは…
検索のはずみで引っかかったんでしょうか?
まぁ、今にして思うとあまり面白くない文章かもしれませんが…
Posted by クリス at 2010年02月21日 20:51
いや、けっこう面白い。
Posted by 蔵六 at 2010年04月04日 23:54
おお、どうもありがとうです
コレは若気の至りで書いた文章ですが
某所で同様のことを述べたら賛同する意見があったりしてビックリ!
Posted by クリス at 2010年04月05日 00:07
この意見を裁判で述べればいいのに。
Posted by ギア at 2010年06月21日 02:48
そうさせないのが天上人の残酷さなのだと思います。
Posted by クリス at 2010年06月21日 16:13
天上人にとって地上人など害虫、害獣の類に過ぎず、交渉に値する対等の相手ではないのでしょう。
リアルの日本と周辺国を見ても、国家間の交渉は何だかんだ言っても武力、次いで経済力ですから天上人を強制的に交渉の席に着かせる暴力は必要です。
天上人に技術提供を強制できる暴力が無いと、天上人の地上人に対する認識が服を着た蝗の群れから変える事は出来ません。
Posted by at 2010年11月04日 21:15
なるほど。
それに加えて連中は昔地上を追い出された恨みがあるようですしね。
Posted by クリス at 2010年11月05日 02:49
ドラえもんが出した雲溶かしガスの攻撃力と天上人の潜入、攻撃を弾く鉄壁の防御が有って交渉にする見込みはかなり高かった(密猟者で台無し)。対等以上の交渉が出来たにも関わらず、のび太達には交渉にする能力を持った者が居なかった。
国家、民族は独善的な物なので天上人に対してそれ程、反感は持っていません。独善を止める事が出来ない地上の無力さを嘆くべきだと思います。
Posted by at 2010年11月07日 19:01
なるほど、そういう考えもあるんですね。
参考になります
Posted by クリス at 2010年11月07日 19:15
天上人のヒロインが天界の人口減を地上の汚染と関連付けていますが、出木杉がいたら「君達の人口減は、社会成熟による少子高齢化で地上の汚染は関係がないのじゃないかな。天界の技術の高さと、見て感じだと地上の汚染の遮断は完全に出来ていると思うよ」とか言いそう。
目に見えるものだけでは無いと反論されても環境汚染による奇形児、死産のデーターの提示の要求とか環境汚染と関連付けられる事象が有るのか聞き返し、反論を完全に論破しそう。出生率だけなら徳川期日本のような社会の成熟による少子化で説明が付きますし、環境汚染と関連付けられるだけの資料は必要。
天空人のノア計画は地上人が天界に至れば過去、地上から追われた様に、天界からも追われるのではないかと言う恐怖心から来た計画なのかもしれない。実際は単なる勢力争いで破れた過去を神話で糊塗する事でノア計画の正当性を主張したとか。地上人が天界に至る前に文明を滅ぼし、自分達が管理できる形で地上を支配するのが天空人の真の目論見だったと思います。
Posted by at 2011年01月20日 21:26
おお、なかなか深い考察ですね、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、出木杉くんがいれば展開が違ったかも。
さすが「のび太の恐竜」で(同行させるとレギュラーが目立たなくなる)という判断をされただけのことはありますね。

ノア計画は地上を管理するのが目的だったというのは
なかなか奥深い考察ですね。
また、敗北した過去を神話で塗り固め、それによって計画の正当性を主張するとは
やはり天上人は大長編ドラえもんで最低最悪の敵といえるでしょうね。
Posted by クリス at 2011年01月21日 11:02
リアルの世界でも神話で塗り固める(米国の原爆や戦時中の無差別爆撃、ソ連の大粛清とユダヤ迫害運動、イスラエルによるパレスチナ侵攻など)のは良くある手法で、天上人も良くも悪くも人間だったと言う事だけで最低最悪とは言えないのではないでしょうか。
出木杉がいたら善悪の戦いではなく、保身とエゴと強欲から起きるよく有る戦争に引き落とされ、子供向け映画じゃなくなります。
天上人のヒロインの正義が崩壊し、ジャイアンたちも何が正しくて何が間違っているかわからなくなる…15歳以上推奨のアニメ映画になってしまう。
Posted by at 2011年01月21日 19:27
良くも悪くも人間なのに、それを隠して超然ぶっているから天上人は最低最悪の部類に入るのではないかと思います。

何が正しくて何が間違っているかわからない映画もアリですが、ドラえもんじゃなくてSF短編か異色短編になっちゃいますなー。
Posted by クリス at 2011年01月21日 23:09
天地問わず、実行が決定した物の実行中はそんな物ですよ。大量破壊兵器が見付からなかったにも関わらず実行した米国の石油権益目的(推測)のイラク侵略とか、実例は腐るほどあります。
ノア計画も実行して地上の抵抗を奪った後に利口ぶってやるべきだったのだろうかとか言っていれば良い話で、計画、準備が終わったら後の真偽は考えず、反対意見を封殺し実行あるのみ。所詮は人間はどこまで行っても、どこで暮らしても人間だったと言う事だけです。
ドラえもんがやる事も雲溶かしガスの武力を背景にした攻撃を交えた(まずは先制攻撃でノア計画を破綻させ、天界から決定力を奪う)恫喝外交で天界の技術の地上への流出を促し、地上と天界を対等の立場にする事だった。
Posted by at 2011年01月22日 16:21
そこまで行くと架空戦記も真っ青の展開ですね。
ちょっと違いますが、月は無慈悲な夜の女王を思い出しました。

人間はどこまで行っても、どこで暮らしても人間か…。
やはり人の本性は「悪」なのでしょうか?
Posted by クリス at 2011年01月25日 11:57
善性も悪性も有ってこその人間だと思います。自国の利益の為に動くのは善でも悪でもありません。
他の国の事は二の次、三の次で自国の利益が上がった時のついでで考えれば良い事。天上人が天上人の為に動くのは当然の話で、潤滑に動かす為に偽善を働くのも当然の事で善悪なんてありません。天上人は天界の優位を守るため地上を滅ぼす。地上人は天界に滅ぼされない為に天界を滅ぼしてでも生き残る。ノア計画が決定した時点で地上と天界のどちらかが滅びるか地球から去るかの民族、種族の存亡を賭けた総力戦となっています。
Posted by at 2011年01月25日 18:03
確かに、いわれてみると鉄人兵団も真っ青の総力戦ですねー。
とりあえず、天上人と地上人が相容れないということは確定ですね。
Posted by クリス at 2011年01月25日 22:24
でも地上の国力、武力が通用するっぽい天上人の方が勝つ見込みの点、意思の疎通で見れば鉄人兵団より数次元マシだと思います。それに天界は決定力さえ奪えば交渉の余地もあります。
星海を渡り数限りない大軍で押し寄せる交渉不能の鉄人兵団と地球上での戦術、戦略で戦え、同じ人間なので付入る隙もある天界を比べればどっちがマシかは一目瞭然ではないでしょうか。鉄人兵団は技術、国力が違い過ぎ勝負を考える事自体が間違いなレベルです。
Posted by at 2011年01月26日 15:48
確かに言われてみるとそうですな。
鉄人兵団のほうが性質が悪い気もしないでもない。

でも個人的にはエゴと復讐心を環境保護の美名に隠してる天上人の方が嫌いですね、生々しくて。
Posted by クリス at 2011年01月28日 00:49
海底鬼岩城の海底人が天上人の動向をどこまで把握していたのか。犬の王国は別にしろ、海底人、竜の騎士の地底人だと天上人の行動に気付いていそう。
地底人=ノア計画で被害が及ぶのは地上、海だけ、ノア計画が地上進出の足掛かりになるので放置。ドラの支援が受けられる場合は滅亡から種を救った神の命令の名目で天界を征伐、征服
海底人=ノア計画で地上の汚染物質の大量流入と滅亡フラグが立っている。ノア計画に対し出来る事は死なば諸共の鬼岩弾による天界への報復攻撃
ノア計画で打撃を被るのは地上以上に海の中。静香が地上の汚染物が大量に流れ込んだらエルさん(海底人)達が…と言えば天上人のヒロインはどう答えるだろうか。天上人の科学力から海底人の存在は知っているだろうし、交流もあるかもしれない。大長編を繋げて考えるとかなり話が広がる。
Posted by at 2011年02月01日 23:21
そうですよね、ノア計画って海に流してしまえば全部解決という方法ですから
海の汚染がすごいことになるんですよね

そこを踏まえると、逆に密約があるのかもしれない…
例えば旧アトランティスエリアに汚染物質を集めるとかやりかねない
Posted by クリス at 2011年02月03日 00:58
旧アトランティスエリアに汚染物質を集めるのは映画の描写を考えると指向性を持たせる事は出来ないと思います。ノア計画の雨に汚染物質を安定、浄化させる技術が使われていたとしてもありえない規模で土砂が流れ込むわけですから、人類が知りえる六度目の大量絶滅になりそう。
大長編を繋げて考えると、地上人をだしにした天上人と海底人の抗争の可能性も見えてくる。
Posted by at 2011年02月03日 18:20
やはり天上連邦はエゴイストですな
よくいる、「地球環境再生をうたって人間を大量虐殺する悪役」を
ドラえもんから逸脱しない範囲に穏やかにしたという感じが正しいのかも
Posted by クリス at 2011年02月04日 09:25
所詮はどこで暮らそうと、人間は人間に過ぎないだけです。天上人は流行の人間らしい生々しい悪役に過ぎません。大人向けの展開だと天界の欺瞞とエゴを気付かされたゲストヒロインが苦悩するシーンが付きそう。
鉄人兵団が好まれるのは解りやすい直球の悪役だからかもしれない。
大長編で個人的に好き悪役のは宇宙開拓史のギラーミン(てんとう虫コミックス版)。
Posted by at 2011年02月05日 00:32
鉄人兵団くらい直球のほうがシンプルでわかりやすいですしね

私は宇宙小戦争のドラコルルが好きです
あの策士っぷりは作者のF先生をして「どうやって倒すか」苦労させたとか?
Posted by クリス at 2011年02月05日 11:19
自分も次点で大長編の中で珍しく頭が切れる悪役でしたからドラコルル参謀が好きですよ。
でもスモールライトの解析が出来なかったのか、解析途中だったのかは知りませんが、かたずけラッカーの効果が途中で切れた事からスモールライトの効果に時間制限があることを連想できなかった詰めの甘さが敗北の原因になりましたが、歴代の悪役の中で最秀かと思います。
Posted by at 2011年02月05日 16:43
ですよねー
ドラコルル長官は「パワー」ではなく「頭脳」で追い詰めたということでもっと評価されるべき。

そして天上連邦は心の醜いエゴイストとして
もっと認識されるべき。
Posted by クリス at 2011年02月06日 13:56
天上連邦はどこで暮らしても人間は人間だったと言うだけです。芥川龍之介の蜘蛛の糸って知っていますか。人間とはそれだけ業の深い生き物なんですよ。
反捕鯨団体やイルカ漁を反対しているエゴイスト共と天上連邦は同質です。
Posted by at 2011年02月06日 17:12
だからこそ心が醜いと思うのですよね、天上連邦は。
外見の綺麗さにだまされちゃいけません
あれが鉄人兵団のような異質な外見だったなら
ドラも容赦なく雲もどしガスを撃ってたでしょうに。

と感じます
Posted by クリス at 2011年02月06日 17:41
現実の人間に近い悪役なのでその醜悪さも他の悪役より見えてしまう面があります。
それと鉄人兵団で過去を変える事でリルル達が消滅していましたが、パラレル西遊記でのび太が過去の世界で妖怪軍団を解き放ち人類を滅ぼす事で歴史を変えたときは何故かドラ達は消えなかった。リルルとドラ達の違いは何だったのか、それが気になって仕方がないです。
Posted by at 2011年02月07日 17:04
そこは前に聞いた話だと
魔界大冒険の「パラレルワールドになるだけ」が
なんで鉄人兵団で適用されなかったかというツッコミがありましたね

あと、天上連邦に関しては
作品中で祖国を失うという展開こそありましたが
基本的に罰は受けてないし、上から目線過ぎてイヤなんですよね

私は上から目線の超然とした態度という点で
ムー連邦も嫌いなんですが、あっちはピンチになったら
頭を下げるという流れがあったので、まだ許せるところがあるのですが…
Posted by クリス at 2011年02月07日 18:29
リアルの人間の傲慢さ、抜け目が無く現在の大国を見ているようなのと、傲慢さではリアルの人間に近いが、どこか抜けていて憎みきれない者の違いなのではないでしょうか。
過去から学んだのかどうかは知りませんが、大量絶滅必至の凶悪な攻撃手段を持ち、失敗した時の備え(地球を引き払い他所の宇宙人の領内に寄留)も完璧…天上人が過去に地上で敗れ天界に追いやられたのは愛郷心の薄さに有ったと思う。
Posted by at 2011年02月10日 13:31
ノア計画で土砂がどうのと書きましたが、それ以上に真水が大量に流れ込む事の方が、遥かに重大な問題であることに気付いた。
ありえない規模で真水が海に流れ込み、全海洋規模で塩分濃度の変化が起き、浸透圧の変化による海洋生物の大量絶滅と、海流の混乱が起き地球規模で気候が壊れる。地上でも気候変動による動植物の絶滅は海洋ほどじゃないにしろ、相当数起きるだろうし、攻撃手段の内容が環境保護で覆いきれる域を逸脱している。ノア計画で氷河期末の氷河の後退で起こった惨劇が繰り返される。出木杉がいたら確実にツッコミが入るぞ。
天上人はノア計画で気候が落ち着くまでどっかの宇宙人の元に身を寄せる腹だろうけど、考えて見るとノア計画の被害は地上人の環境汚染の比じゃない。
よく一般の天上人は環境保護で誤魔化されたな。ある程度教育を受けた者ならすぐに思い至ると思う。
Posted by at 2011年02月10日 13:46
なるほど、愛郷心の薄さが敗北の原因というのは興味深いですね。

それを踏まえると、ノア計画による環境の破壊も納得いく気がします
地球なんてもう興味ないから、憎い地上人類もろとも破壊しちゃえーってノリなのかもしれませんね
Posted by クリス at 2011年02月11日 16:30
キャラクターの誰かがそれを指摘した場合のifが見たい感じがします。
環境保護の名の元に地上人の比ではない環境破壊を起すことの矛盾にゲストヒロインが気付いたら彼女はどうなるのだろう。
Posted by at 2011年02月26日 17:22
むしろ、そういう展開が見てみたいですね
それでこそ話に深みが出るのではないかと。

もっとも、そこまでいくと異色短編やSF短編に近くなっちゃって
大長編ドラの枠を超えてしまうかもしれませんが。
Posted by クリス at 2011年02月27日 17:04
ところで、ドラえもんがタンクに突っ込むシーン、よくよく考えてみると最悪の行動じゃないか?と思えます。

天上人が、雲を戻すガスがなくなった!さあ計画続行だ!となる可能性は、エネルギー州が吹っ飛ばされても消えてなんていない訳ですから。
Posted by at 2011年03月01日 10:15
いわれてみればそうですな
結果オーライどころの話でもない
あれこそ強引な話のまとめの犠牲ですね
Posted by クリス at 2011年03月01日 13:29
あれこそ、飢えた猛獣を目の前にして、唯一の護身用の武器である拳銃を遠くに放り投げるような行為だと考えられます。密猟者達に管理権限を奪われていたといっても、敵対する(しかも絶滅戦争を仕掛けてこようとしている)相手の良心に人類の運命を委ねるなど、無責任も甚だしい。あの時点でやるべきことがあったとしたら、管理権限を回復させること(=王冠の奪還)だけでしょう。それまでは地上に対する文明破壊の阻止が目的だったのに、突然天上人何千万人の命には代えられないと言い出すところも理解に苦しみます。

それと比べると、地上を絶滅させるような奴等は、その前に全滅させてやると考え行動した密猟者のほうがまだ理解できますし、常識的です。核戦争でも先制核攻撃というオプションは常に存在しますし、雲の王国はバリアに守られていて攻撃を受け付けないのですから。

あら、何か小悪党が一番マシっぽい結論になってしまいそうですw
Posted by at 2011年03月01日 14:58
なるほど! 密猟者こそが正しいという
「ドラえもん作品としてあってはいけない姿」になりかねないから
めちゃくちゃな話の流れになったのでしょうね
雲の王国は恐ろしいですな
Posted by クリス at 2011年03月01日 19:42
良い悪いの話ではなく、ノア計画自体が天上と地上の命運を賭けた絶滅戦争。雲溶かしガスの報復で天上が消滅は仕方がない。
その結果、天の底が抜け大量の物が地上に降り注ぐ…ノア計画決行後の被害程ではないけど戦時中の米国の無差別爆撃(戦勝国にならなければ言い逃れの無い戦争犯罪)の比じゃない被害が起きそうです。しかも高度も有るからより破壊力は増大。しかし、天上の落下物で崩壊する都市が北京だろうが、東京だろうが、ワシントン、モスクワ、ロンドンだろうと勝つためには仕方が無かったで勝ちさえすれば正当化できます。
密猟者の何も考えていない小悪党の行動があの時点では最良ではないが良策(大義名分を唱え、落ちる場所を考えてやれば最良といえた)
Posted by at 2011年03月11日 16:44
ノア計画決行後の世界を想像してみた。
ノア計画により国家の滅亡が決まったムー連邦はアトランティスエリアへの可能な限りの国民の移住と天上への鬼岩弾による報復を決定した。
ノア計画の第二段階、移民(箱舟計画)に入った天上に無数の鬼岩弾が襲った。かつて多くの同胞、国土を捨て天上に逃れた歴史をなぞる様に先行して入植地に向かった僅かな天上人を除き海底人の報復により天上人は滅びさった。先行していた為に難を逃れた天上人は海底人への復讐を誓い隕石による地球生物一掃計画であるシディム計画を立てる。
地球=地上人の生き残りが海底人の技術提供を受け復興を始める。アトランティスエリアに逃れた海底人がいずれ来る天上人との戦争に備えたのと、天上人の準備が完了する前にこちらから打って出る為に、現代と同じ軍事に重心がよった国家を作らせる。汚染された天上界は進出した地底人の勢力下へとなる。ノア計画、ドラとの戦いで武力の必要性を知った地底人は武器の開発、戦法の開拓へと乗り出す。
犬の国=祖先の張ったバリアーにより地上が一掃されてもここだけ無風状態。
Posted by at 2011年03月11日 17:23
そこまでいくと、もはやドラえもんじゃないですね

というかリアルでとんでもないことが起きてて…
Posted by クリス at 2011年03月13日 09:59
今更ですが、ご無事でよかったです。
被害報告:適当に積んでいたCD、小型扇風機が倒れ、床がちょっと歪んだ程度で自分の所は大した事がなかったです。
Posted by at 2011年03月13日 10:55
こちらも無事ですが、計画停電とかいろいろありますので
しばらくは対応が遅れるかと
未曾有の大災害ですしね
Posted by クリス at 2011年03月14日 23:58
年が替わったので書きますが、あの津波を見るとノア計画が如何に凶悪な物かわかってしまう。
まあ、原爆実験をやって威力を確認した後で市街地に投下した米国同様、決定した物は決行以外に選択肢は無いのだろう。地震後でノア計画を聞いた静香が、ゲストヒロインに対し「人間はどこまで行っても所詮は人間・・・地上人と同じね」と呟くシーンが浮かんだ。
地上人を非難させてから…、
静香「何もかもを流され、食料にエネルギー確保が出来なくなった地上人は生きていくことは出来ないわ」
ゲストヒロイン「私達が面倒を・・・」
ジャイアン「俺たちに家畜になれって言うのかっ」
ゲストヒロイン「私達が管理した方が地上は良くなるわ」
ダメだ。意見が平行線で交わる気がしない。雲溶かしガスで殲滅か、逃げ道を威嚇射撃で封じた後、脅迫外交で地上に存在の表明、技術提供を強要するしかない。
Posted by at 2012年01月10日 23:13
まったくですね
本当に人間というのはどこまで行っても人間なのでしょう

それにも関わらず、天上人は神のような精神を持っていると嘯いていると思っております
だから始末が悪いのだと
Posted by クリス at 2012年01月14日 14:22
上で言ってる人の言うとおりノア計画こそ最悪の環境破壊なんですよね。
というか彼らはノア計画がうまくいくかどうかのテストをやってたのにその後の島がどうなったのか見てなかったんですかね。見てなかったでしょうね、見てたら絶対「計画を行ったら元の動植物が住めなくなってしまう」って考えるはずですから。
Posted by at 2012年02月04日 17:40
話の都合の犠牲になったのだ…
Posted by クリス at 2012年02月04日 20:55
米国の原爆実験、投下の例が有ります。テスト自体は最高機密に入りますし、島がどうなったかは閉口令や情報封鎖を布いていたのではないでしょうか。神のような(傲慢な)精神なら語弊はないでしょう。
米国やロシア、中国とかの大国とやっている事が変わらない…天上に上がっても人間は人間のままだった。
Posted by at 2012年06月23日 21:07
まったくですね
Posted by クリス at 2012年06月27日 20:04
かね自分も同じ意見でした、子供のころ見たときは密猟者が悪いみたいに思ってましたが、最近見ると密猟者は確かに正義ではないけど、絶対悪でもないなあと。

密猟者がやったのは正確には正当防衛なんですよね、そして不当裁判も受けて天井人達は自分たちの方が立場が上なのをいいことに話し合う機会すら与えず地上を抹殺しようとしたわけで、大多数の人なら地上を問答無用に滅ぼそうとする奴らがいて、もしも自分がその連中を一方的にぶちのめせる力を持ったら?と考えたら殆どの人が密猟者と同じ事をするでしょうね、ただ一つだけ自分と意見が違うなと思ったのは。天井人が移住することを受け入れたのは雲かためガスが怖かったのではなく、自分達がやろうとしていた事を密猟者にやられたこととドラえもんが命を欠けて庇ってくれたのを見て少し思い直したんじゃないでしょうかねえ・・、人の痛みは殴られたこと無い奴には分からないでしょうけど、実際殴られたことで少しは痛みがわかったんじゃないでしょうか、そして自分達を神かなんかだと思ってたようですが、自分達もただの人間だと言うことを思い知ったというのもあるんじゃないですかね
Posted by   at 2013年06月26日 04:24
なるほど、傲慢だったのが殴られて少しは人の痛みを知ったという可能性ですね。
確かにそういう側面もあるかもしれませんね
Posted by クリス at 2013年06月30日 11:58
久しぶりに「雲の王国」を見て、天上人のアレっぷりに呆れて、同じ意見があるか調べているうちにここに辿りつきました。
もう本当に天上人が最低な連中だというのは完全に同意なのですが、

>何も好き好んで「環境破壊だぜイエーイ」なんてやっているのは白人だけです。
>白人にとって自然は敵ですから、環境をぶち壊し再起不能にするのは白人にとっては先祖代々の宿願なのです。

これはちょっとマズイんじゃないでしょうか?
何も白人文化だって好き好んで環境破壊をしてたわけでも、そういう思想があるわけでもありませんよ。
自然はあくまでも乗り越えるべき「試練」というだけあって、「敵」というわけではありません。
その結果、技術の発展によって環境汚染が進んでしまっただけで、自然破壊思想があったわけでは断じてありません。
というか、そもそも「環境破壊」という概念がなかったんですよ。自然を弄る事によってどういう変化が起こるのかという事を全く知らなかったんですから。だからこそ環境汚染が凄まじいことになったんです。
そして、環境破壊の概念がなかったのは非白人国も同じで、規模は小さいですが日本もかつて同じことをしていたじゃないですか。(中国はいまだにやってる)
それに、いま環境保護にもっとも熱心なのも白人達じゃないですか。(その方法には非常にアレなのが多いが)
そんな自然破壊思想があるならそうはなりません。

ですから、上記の発言は偏見による差別発言としか思えません。
ハッキリ言って批判してる天上人達の言ってる事と大差ない偏見発言でしかないです。
せっかくのレビューもこの記述で台無しです。
上記の部分の削除、または訂正をおすすめします。
Posted by at 2014年04月02日 02:30
ご指摘ありがとうございます。
実はこの文章は学生時代にいろいろかぶれていた時期に書いた文章で
その場所も「今でこそ白人は自然保護にうるさいが、沈黙の春以前は環境保護など考えず、自然を制圧することしか考えていなかった」という
なんかの本で知った部分を過激に解釈して書いたところだったのです。
長年「ちょっと差別的な発言かもしれないなあ」とは思っておりましたが、特に指摘もなかったのでそのまま放置していた経緯があります。
その文章を書きあげてから5年以上の月日が流れ、私もいろいろ学んだ結果
「やっぱりこの部分はいささか過激でおかしいよな」という結論に達しておりましたので
この機会に訂正を加えておきますね。
ありがとうございました!
Posted by クリス at 2014年04月03日 00:13
子供の頃から天上人には違和感を持っていましたが、
大人になってから読む(観る)と改めて独善的で嫌な連中だなと思いました。
Posted by R at 2014年04月09日 21:28
環境保護の理想とギャップを描写しようと苦心した結果なんでしょうかね…
Posted by クリス at 2014年04月11日 22:35
天上連邦ね…子供の頃、リアルタイムに映画館で
見た後、ゼノギアスの神聖ソラリス帝国を見て、

「もしかしてアメリカが発展したのは移民のお蔭では
なくて、物凄い科学力を持った生命体が地球を統一
しようとして、力を貸したのでは?」

と、妄想してたな

まあ、藤子先生はおそらく左翼とリベラルに対して
皮肉を言いたかったと思う。原発使う癖に戦争を
反対するとか、本末転倒だろう。
Posted by   at 2015年02月03日 12:20
アニマル惑星のときに人間のエゴを露骨に批判して云々、と聞いたことがありましたので
その辺で思うところがあったのでしょうか
今となってはわからないのですが
Posted by クリス at 2015年02月07日 22:20
アニメではカットされましたが
原作ではドラえもんは天上連邦に対して「力には力」
と言ってますからね。
アニメではあんな感じで終わりましたが、藤子先生は強大な力を持つ侵略者相手に力が無ければまともに話し合うこともかなわずに弱者は押しつぶされるだけ。
そういった連中から身を守るための防衛としての力は必要だ、と言いたかったんだと思います。

地上の人間が環境破壊するから滅ぼすというのは、あくまで自分らの侵略行為を正当化するための屁理屈にすぎない大義名分です。

のび太がノア計画により滅ぼされた未来で死にかけるシーンもあるし、天上人の残虐さがよくわかりますね。

密漁者が天上連邦の国を1つだけ滅亡させた時は「どうだ?これがお前らが地上人にしようとしてた残酷な行為だ、こんなものがお前らにとっての正義か?」って思いましたからねw
Posted by a at 2015年05月14日 11:30
そう考えると、メッセージ性が強く隠された深い作品であるともいえますね……
F先生が執筆途中で体調を崩したのも、そのあたりのメッセージ性を伝えようとして気力を消耗しすぎたからなのかもしれません。
Posted by クリス at 2015年05月23日 03:42
初めまして。雲の王国を久々に見てどこか考察とかないだろうかと探してここへ辿り着きました。大変参考になる意見を拝読させていただきました。

幼少の頃に初めて「雲の王国」を視聴し、中学生になって再視聴した時、「なぜ言語も習慣もまるっきり不明な異星人とは外交して地上人とは交流の一つもしなかったのだろう」と疑問を覚えたのですが、管理人さんの考察を読んで漸く納得できた気がいたします。

・さり気なく地上人に発信機付、しかも抜けない仕様の指輪を渡す用意のよさ。

・「争い」は好まないが一方的な多種族殲滅をした白の王。それが神の導きだと言わんばかりの建国神話。

・宇宙を自由に行き来できたり動物の言語を解析できるだけの技術を吸収し、核兵器などの地上世界の事情をよく観察できるほどの情報力を持つ。

・崩れる王国の中にいたドラえもん達や大砲と一緒に落下する密猟者達を救出できる天上連邦軍の手際の良さ。


こうしてみると、彼らは随分前からノア計画を考えてたような気がいたします。

指輪発信機については万一自国から地上への裏切者対策で作られたかもしれませんし、救出の手際の良さは地上人を回収する技術の過程で生まれたものかもしれません。
天上人は植物星と特に仲が良かった様子から、ひょっとしたら人工的に雨を降らせる技術もそこから学んだんじゃないかとさえ思いました。

地上人より技術的にも外交的(宇宙人との)にも勝っている筈なのに、歩み寄ろうともせめて話し合おうともしない天上人を見ますと「これが人間の限界」なのかなと感じます。

しかし自分はいい年のはずなのに未だに「雲の王国」は考えさせられまして、やはり名作なのだなと改めて痛感しました。
Posted by ミソ at 2015年06月13日 20:39
はじめまして。
白の王=天上連邦の用意周到がすごかったとすると
それだけ地上を追われた恨みや憎しみが深いとも考えられますね……
地上の国家でも遠交近攻という言葉がありますけど
近い国同士のほうが仲が悪いというケースも多々あります。
そう考えると、まさに「これが人間の限界」なのかもしれません。

その視点から見ると「天国なんて存在しない」という台詞
またコミック版のラスト「天国は今はからっぽ」というのも意味深に思えてきます。
Posted by クリス at 2015年06月14日 09:40
ノア計画と雲戻しガス弾では相互確証破壊にはならんとおもう

時間のかかるノア計画にたいして雲戻しガス弾は撃ち放題なのでやる気になったら地上が大惨事になるまえに天上人を壊滅させることができるでしょう
ドラえもんはそこまで悪辣じゃなかっただけで
Posted by ダリウス at 2015年07月07日 07:45
「力に対抗する力」としては、雲もどしガスは強すぎるということでしょうか……
核兵器に対して地球破壊爆弾をもってくるような感じで
Posted by クリス at 2015年07月08日 20:51
雲戻しガスは力に対抗する力として強すぎるでしょうか?ノア計画がむしろ地球破壊爆弾と考えれ、雲戻しガスは核弾頭だと思っています。それも、雲戻しガスは犠牲になるのはエゴの塊の天上人と自然の摂理で消えるはずだったものを勝手に保護した絶滅生物のみ。ノア計画を始動すればまず間違いなく自然環境も全て破壊されつくされる。そう考えるとエゴイズムに染まりきった天上人に使う物としてはうってつけだったと私は考えます。どちらにしても、人類、天上人の間で考えるなら、ノア計画は地球人類が絶滅、雲戻しガスは天上人が絶滅する同じ力の物ですから、拮抗しているはずだと思います。それこそ、天上人が先手を打ってノア計画を発動しようとしてるのですから止めるにはどうしてもこうなってしまうのは必至でしょう。ちょっとやそっとなら天上人はまず間違いなく”環境の為に仕方ない犠牲”と言い始め、ノア計画の発動をしたのではないかと思いますがどうでしょうか。
Posted by at 2016年01月05日 00:49
なるほど、パワーバランスの問題は難しいものですね
Posted by クリス at 2016年01月11日 20:48
コメントしてから五年ぶりくらいに来てみたけどこの記事盛り上がりが凄いね。

「何も悪いことをするんじゃねえ、俺達は地球を救うんだぜ?」という密猟者の台詞が、至極真っ当に思えてしまうんだからほんとどうしょもない。
Posted by at 2016年04月19日 03:40
他の映画だったら、その台詞のあとに命がけで総攻撃! でもおかしくないですよね……
Posted by クリス at 2016年04月19日 21:01
今まさに、北朝鮮とアメリカとの間で雲の王国が行われるか否かという瀬戸際です。
大量破壊兵器(ノア計画/雲戻しガス・大砲)を抑止力にして交渉を考えているのがドラえもんで、実際に使ってしまうのが天上人と密猟者なんでしょう。

ところで、天上人にはノア計画を抑止力として、地上人に対する恐喝外交を繰り広げる考えがありませんでした。何かエルフとか、天使とか、竹取物語の”天上人”のような純粋で理不尽な人たちが、2度の故郷喪失を乗り越えて、価値観を共有できる植物惑星に辿りつく。
そんな流離譚だとも思えます。
作中に故障して本当に直ったかわからない状態のドラちゃんが「責任をとる!」ってGASに突っ込んでいくほうが最悪の自爆行為かもしれません。
Posted by at 2017年04月16日 02:10
純粋で理不尽な天上人とは面白い見方だと思います。
F先生の体調が万全だったら、天上人側もいろいろなものの見方をするキャラが出ていたかもしれないですね。
Posted by クリス at 2017年04月23日 16:17
基本的に天上世界は偶然から(建国神話を見るに彗星による雲の突然変異?)
得た物を延々享受し続ける文明によって構築されていましたからね。
地上の事を本気でよくわからないまま、偏見を修正されることもなく、そのまま。
地上人と関係のないシーンでも狩りをしている肉食獣に対し彼らはこう言いました。
「弱い者イジメはダメ、餌はあげているでしょ」
彼らにとって動物の本能すらそういう認識。
飼う場所を分けておくだとかそういった配慮もなくまず説教。

彼らの環境保護を大義名分と評しましたがある意味でそれは正解でしょう。
ですが同時に、彼らは本気でその大義名分を最良と信じ込んで酔っている節があります。
そこに現実的な配慮などありません。歴代の悪役と比べても異常なまでに粗雑です。
のび太が見た未来でも、無人島の実験でも保護すべき対象の木々が流れていたように。
雲かためガスの存在を知っただけですぐうろたえ怯えだすように。

要は彼らは子供なのです。
技術だけ得て誰もお前は子供だと指摘する存在(国家)がないまま歪み続けた……
大人のダメな部分だけ覚え育った、本気で自分達が清いと思っている子供。
悪党としても未熟で小物、恨みがましい無自覚系クソガキ。
そんなヤツ相手にクチだけで「お前らはクズだ」と言っても無駄でしょう。無駄無駄。

故にドラえもんの行動は……偶然の力も大きいですが、無駄がありませんでした。
まず武力による背景で脅し。
密猟者によって人的被害はなく実際の力を見せつけられ。
そこから命を賭けて天上を救う事でケチのつけようのない清廉潔白さを示し。
ホイくんやドードーなど今までの実績を見せ(雲かためガス以後に出た証人ですが)
最後に植物星大使とのパイプを見せつけ逃げ場を残さず心を折る。

これには天上人も引き下がるを得ない。ふぬけた歴史の彼らからすれば恐怖の対象です。
天上世界を消せるし自分達より遥かに勇敢で誠実。行動派の上に植物星大使の恩師。
天上人の最後は恐怖に完全に屈した情けない負け犬の終わりとも思えます。
Posted by R at 2017年07月20日 18:27
天上人が無自覚系クソガキという視点は面白いですね
雲の王国には「口先だけのきれいごと」に対するメッセージが込められていたのかもしれませんね。
雲の王国以降の大長編は、体調不良から自身の寿命を悟ったF先生が
次の世代へのメッセージを込めているという意見を聞きます
雲の王国について各地で議論が絶えないのも、F先生からのメッセージなのかもしれないですね
Posted by クリス at 2017年07月25日 21:44
最近アベマでやってるので見返していました。ぶっちゃけ普通の侵略とかよりタチ悪いですね。他でも地底人その他と色々ありましたが、最初から流す気マンマンでしたから
Posted by TH at 2017年08月01日 20:32
どこかの考察でもあった気がするのですけど
天上人は居住域が地上人と近すぎて影響されてしまうから憎悪するのではないかなってのもありましたね
竜の騎士やムー連邦は地上人とは生活圏が微妙に異なるから住み分けでなんとかなったけど
天上人は地上人と生活圏が被るから悪いことは全部地上人のせいにしてしまってるのでは? と
そう考えるとまだまだ考察できる作品だと思います
Posted by クリス at 2017年08月04日 23:15
描いてるあんさんも醜いですね。
Posted by at 2017年09月23日 06:08
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